【メタ認知】若いうちに鍛えよう(社会人で知らなかったら恥ずかしい）

メタ認知って何？
なんか怪しいもの？

いいえ、決して変なものではないので
安心してください。
社会人でこの言葉や意味を知らないと恥ずかしいため
今日は「メタ認知」について、詳しくお話します。

メタ認知とは
なぜ知らないと恥ずかしいの？
メタ認知能力が高いと？
メタ認知能力が低いと？
1. 解決策
どんな時に役立つの？
メタ認知能力をあげるには？
最後に

メタ認知とは

自分自身を客観的に認知する能力を「メタ認知」といいます。
（英：Meta cognition）
アメリカの心理学者:ジョン・H・フラベルが、1970年代に定義し広めた専門用語です。

自分の知っていることや知らなことを知っている（認知している）ことともいえます。

自分の行動や発言をもう一人の自分が
外から客観的に見てみるようなイメージです。

同じような意味合いで使われる言葉が、「自己客観視」「セルフモニタリング」「自己管理」「自己分析」などがあります。

なぜ知らないと恥ずかしいの？

主に「メタ認知能力」と言われ、
面接の際やビジネス、生活している中でも
多々このスキルを問われる場面が出てきます。
そのためメタ認知能力が高いと、いろいろとプラスになる場面が多いです。

社会人としては知ってて当たり前のスキルなので、この機会にぜひ身につけていきましょう。

もし、言葉や意味すら知らないと恥ずかしい思いをしてしまいます。

逆に早い段階で（若いうちに）知っていると、面接はもちろん社会人生活のあらゆる場面でプラスに働きますよ。

言葉や意味を知らなくても、知らずにメタ認知能力の高い人もたくさんいます。
（他者から見た自分を自分で客観的に理解していて、自分の行動をコントロールするなどしている）

メタ認知能力が高いと？

問題点や課題の達成について自分の行動を自己客観視できるため
達成に向けた適切な行動が取れる（物事を柔軟に対応できる）
自分自身が何をしているのかを他者が見たように、自分を把握することができ
自分の心と行動を制御することができるので、感情のコントロールが得意
何かを目指して努力するとき、好き嫌い関係なく課題に注意を向けられる
現状自分自身がストレスや問題になっていることが何なのかを認識しているため
ストレスを溜めにくい
目標に向かって取り組んでいるとき、定期的に自分の進歩状況をチェックができる
自分の欠点をプラスに変えられる
コミュニケーション能力や思考力が高い（人間関係が楽）
ただ感情に流されて怒るのではなく状況を分析することができる

メタ認知能力が低いと？

問題点や課題の達成について自分の行動を自己客観視できないため
達成に向けた適切な行動が取れず、達成できなかったり失敗する
失敗をしても分析することなく同じ失敗を繰り返す
好きではないことには、注意を向けることが苦手で注意散漫になる
自分自身のストレスや問題になっていることが、何か把握できないため
ストレスを溜めやすい
目標に向かって取り組んでいるとき、定期的に進歩状況をチェックしないため
どのくらい問題解決ができているのか現状が把握できていない
「なんとなく」とか「気分的に」といった明確な指針のない行動をとる
他人の考え方や意見が理解できないため、自分の考えは合っている・正しいと思いこむので
協調性がないと思われたり、トラブルを抱えやすい
（人間関係がつらい）
自分の意見や行動の結果、どのようなことが起こるのかという具体的なイメージが想像しにくいので
感情的な行動が多い

解決策

無意識で行動していたことに意識を向けることで、自分自身を客観視する
失敗したことを振り返り、その経過を書き出すと客観的に冷静に分析する
ミスをした時の原因が見えてくるので同じミスをしないように次からは改善できる
好きではないことに取り組んでいるときは、
今やっていることの意味や重要性について考え、興味を持てるような側面を探し、
自信がつくまで問題解決や目標に向けて努力する
自分がなぜそのような行動を取るのか、自分には何ができ・何ができていないのかを振り返る
これ（認知活動）を繰り返すことで、自分の行動の傾向を効果的に把握できるようになる
これを「モニタリング」といいます。
できないことを認知して無意識に自分ができていたものに意識を向けること
冷静になり、自分自身の状況や立場について考えてみる
感情的になるのではなく、他人はどう考えているのか、自分の考えと離れていないかを冷静に考える
自分のことがわかるようになったら、それを改善するための行動に移す
具体的には、問題解決や目標に向かって取り組むことで、自分を制御できるように訓練する
これを「コントロール」といいます。

まず「モニタリング」し、自分の考えや感じ方をチェックし、客観的に評価します。
それから、「コントロール」します。
具体的には、モニタリングした結果を受けて、行動目標や計画を設定します。
もう一度モニタリングし、具体的な行動目標を立て、徐々に行動修正していきましょう（別の計画や目標を試みたりしてコントロールしこれを繰り返す）。
★このようにモニタリングとコントロールの実践を繰り返していくと、メタ認知能力を高めていくことができます。

どんな時に役立つの？

自分の認知活動を見直したり、調整することで自分の効果的な学習を自分自身で選択できる
それによって、学習や問題解決の向上に繋がる
ストレスや課題に対して自分自身を客観視ができれば、自分のおかれている状況や原因を突き止めやすくなり、ストレスをうまく解消できる
目の前に生じる不快な出来事にいちいち振り回されず、認知の力で自分の行動を制御することができるようになすると、自分に自信をもつことができ、常に前向きな気持ちで行動できる

メタ認知能力をあげるには？

普段自分行動を意識し、「習慣行動の積み重ね」をする
自分自身をよく観察するクセを付ける
→自分がなぜそのような行動を取るのか、自分には何ができ・何ができていないのかを振り返る
毎日簡単な日記みたいにメモをして、振り返ると成長や変化も把握しやすいですよ。
具体的な行動目標を立て、徐々に行動修正する
→モニタリングとコントロールの実践を繰り返していく