【仕事が決まらない】お金もないし気分も落ち込む【考えられること】

仕事が決まらないと、どんどんお金もなくなり焦りと不安で、気持ちも落ち込んできますよね…

今回の記事ではお金と気持ちのこと、そして転職活動がうまくいかない理由についてお話しています。

お金がないとき

お金がないときに失業保険以外で利用できる「国の制度」がいろいろあります。
詳細については、下記の記事にてまとめてありますので、ご参照ください。

【失業保険手順／その他制度も記載あり】退職前に覚えておくべきこと

会社を辞めたい…でも… 失業保険しかもらえないの？失業保険をもらえない場合はどうしたらいいの？新型コロナウィルスの影響などで今までとは働き方や業務内容も変わり、退職を考える方も少なくないですよね。でもお金のことも心配だと思います。

一部を下記にお伝えします。

住居確保給付金

離職等により経済的に困窮し、住居を失った又はそのおそれがある方に対し、住居確保給付金を支給するこ
とにより、安定した住居の確保と就労自立を図る制度です。

支給対象者

・申請日において６５歳未満であって、離職等後２年以内の方
・離職等の前に世帯の生計を主として維持していた
・ハローワークに求職の申し込みをしている
・国の雇用施策による給付等を受けていない

支給要件

①収入要件
申請月の世帯収入合計額が、基準額（市町村民税均等割が非課税となる収入額の1/12）＋家賃額
以下であること。家賃額は、住宅扶助特別基準額が上限。
(東京都１級地の場合)単身世帯：13.8万円、２人世帯：19.4万円、3人世帯：24.1万円
②資産要件
申請時の世帯の預貯金合計額が、基準額×６（ただし100万円を超えない額）以下であること。
(東京都１級地の場合)単身世帯：50.4万円、２人世帯：78万円、3人世帯：100万円
③就職活動要件
ハローワークでの月２回以上の職業相談、自治体での月４回以上の面接支援等

支給額

賃貸住宅の家賃額（上限額は住宅扶助特別基準額）
(東京都１級地の場合単身世帯：53,700円、２人世帯：64,000円）

支給期間

原則３か月間（就職活動を誠実に行っている場合は３か月延長可能：最長９か月まで）

臨時特例つなぎ資金貸付

失業給付や住居確保給付金などの離職者を支援するための公的給付制度または公的貸付制度を申請している住居のない離職者のうち、給付・貸付が開始されるまでの間、当面の生活費の支援を必要とする方は、「臨時特例つなぎ資金貸付」を活用することもできます。
これは、10万円までの資金を、連帯保証人なしで、無利子で貸付てくれるものです。貸付を希望する場合は、市区町村の社会福祉協議会の窓口にご相談ください（全国の社会福祉協議会）。

生活福祉資金貸付制度

低所得者や高齢者、障害者の生活を経済的に支えるてくれるのが「生活福祉資金貸付制度」です。
同制度では、失業や減収などにより生活が困窮している方に対し、生活費や一時的な資金の貸付を行う「総合支援資金」が設けられています。総合支援資金を利用する方には、生活困窮者自立支援制度の支援も併せて行い、生活の立て直しを包括的にサポートしてくれます。

※生活福祉資金貸付制度では、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、貸付の対象世帯を低所得世帯以外に拡大し、休業や失業等により生活資金でお悩みの方々に向けた、緊急小口資金等の特例貸付を実施しています。（詳細：厚生労働省ホームページ）

総合支援資金

「総合支援資金」は、失業などによって生活に困窮している人が、生活を立て直し、経済的な自立を図ることができるようにするために、社会福祉協議会とハローワークなどによる支援を受けながら、社会福祉協議会から、生活支援費や住宅入居費、一時生活再建費などの貸付を受けられる貸付制度です。

生活支援費

生活支援費は、生活を再建するまでの間に必要な生活費として
・原則3か月間（最大12か月間まで延長可能）
・月20万円までの貸付を行う（単身世帯の場合は月15万円以内）ものです。

住宅入居費

住宅入居費は、敷金、礼金など住宅の賃貸契約を結ぶために必要な資金として、40万円までの貸付を行います。

一時生活再建費

一時生活再建費は、就職活動や技能習得、家賃や公共料金などの滞納の一時立て替え、債務整理に必要な費用などについて、60万円までの貸付を行います。

これらの資金は、連帯保証人なしでも貸付を受けることができます。なお、貸付利子は連帯保証人がいる場合は無利子、連帯保証人がいない場合は年1.5％になります。

あなただけの責任ではない

今は全世界で「新型コロナウィルス感染症」の影響で、仕事を失っている人や再就職先が決まらない人が大勢います。

あなただけの責任ではありませんので、まずは自分を責めたり追い込むのはやめましょう。

今できることを一つずつ解決していきましょう。

気持ちが落ち込んでいる

長期間（２週間以上）気持ちが落ち込んでいて体調なども、いつもと違うと感じるようであれば、プロの力を借りるという方法もあります。

周囲に相談できる人がいない、相談できない、自分一人で抱え込んでいる方は「厚生労働省管轄で電話相談」を実施している機関もあります。

こころの健康相談統一ダイヤル

電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実施している「こころの健康電話相談」等の公的な相談機関に接続します。

電話番号	0570-064-556　相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。（一覧はこちら）

病院

眠れていない、食欲がない（逆も然り）、体がダルいなど、やる気を出したくてもやる気が出ずに、体にも不調が出ている場合は病院に行ってみる方法もあります。

病院に行くのは抵抗がある方もいると思います。

でも、今のままだと仕事を見つける以前の問題です。
体がいうことをきかず、毎日一人で悩み続けるのも精神的・肉体的にも辛いですよね。

まずは一歩を踏み出して上記へ電話相談から始めてみてはいかがでしょうか。

転職活動がうまくいかない理由

気持ちが落ち込んでいて前向きになれない場合は上記の電話相談や病院など、他者の力を借りてみましょう
理由が上記以外の場合は、下記にて一つ一つ見ていきましょう

自分の市場価値を理解していない

企業が求めてることと、あなたが「合致」していなければ、採用には至りません。
一度、自分の市場価値を見直してみるといいでしょう。

例えば、

希望条件が多すぎる
理想が高すぎる
大手や有名な企業など、倍率の高い企業にばかり応募している

などが挙げられます。

希望条件については、優先順位を決めて譲れない条件を絞るといいでしょう。
市場価値を理解するには、客観的に自己分析をすることが不可欠です。

もしくは人材紹介会社数社へ登録し、どんな仕事を勧められる傾向にあるか、それで自分の価値を簡単に知ることができます。そして良い企業に出会える場合もありますので、有効活用するといいでしょう。

企業のニーズを理解していない

あなたがどんなに素晴らしい人でも、企業のニーズと合致していなければ、採用はされません。

応募した企業分析をきちんとしてから、応募する必要があります。

そうすることにより企業の求める人材やスキルが見えてくるので、自分の経験やスキルがその企業へどのように貢献できるのかを明確にし、アピールするといいでしょう。

実はやる気がない

とにかく応募をし続けていて、どこでもいいから受かればいいかなと思っていると起きやすい事象です。

雑な履歴書や職務経歴書
（志望動機がどこに出しても通用するような内容＝その企業には響かない）
身だしなみの詰めが甘い
企業のリサーチ不足
自己分析不足

せっかく応募しても、実はやる気がないことが企業にバレてしまい、結果なかなか採用に至らないことは、とてももったいないです。
面倒でも少しの時間と労力を割き、上記を改善すると、かなり「求職活動の質」が変わります。

ネガティブな発言をしていないか

せっかく面接まで進めたのに、ネガティブな発言やあいまいな表現は使っていませんか？

ネガティブな退職理由など
前の会社の愚痴
できるか聞かれたことについて、たぶんやまぁなど

これでは以前つらい思いをしたことはわかりますが、あなたが企業でどのような活躍をしてくれるかがわかりません。

ポジティブ（前向き）な言い方を工夫し、
あなたが企業に貢献できることを、前向きに明るく笑顔で自信を持ちアピールしましょう。

まとめ

お金がないときは、国の制度を使う
今は世界的に再就職が厳しい時期で、
あなただけの責任ではないので、自分を責めて追い詰めない
気分が落ち込んでいるのが続いているようなら、プロに相談してみる
転職活動がうまくいかない理由を一度立ち止まって考えてみる
・自分の市場価値を理解する
・企業ニーズを理解する
・一つ一つの企業と丁寧に向き合う
・前向きにアピールする